新年の恒例行事の初詣。お正月には必ずお参りするという方は多いですね。
ところで初詣っていつまでに行けばいいのでしょうか?
今回は初詣はいつまでに行けばいいのか、喪中の時はどうするのかについてまとめてみました。
初詣の由来
初詣とは、年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事のことをいい、初参り・初参(はつまいり)ともいいます。
一年の感謝や、信念の無事と平安を祈願したりします。
古くは、「年籠り(としごもり)」という風習がありました。これは、一家の長が新年を平安に過ごすためと、大晦日の夜から元旦の朝にかけて社寺などに籠って新年を迎え祈願することです。
この年籠りが、大晦日の寄るの「除夜詣」と、元日の朝の「元日詣」との2つに分かれ、元日詣が現在の初詣の原形になったそうです。
しかし、もともと初詣は存在しなかったそうで、150年ほど前までは、初詣のために家の近くを離れることは特殊なことで、江戸時代までは、元旦詣は「恵方詣り」と呼ばれ、その年の恵方にある神社に参拝して、その年の平安を祈願するものでした。
明治以降、交通機関が発達して、新年や季節の折々に「汽車に乗って神社や仏閣へ参拝するのが今ドキ」と宣伝されたことで、現在の初詣で神社仏閣がにぎわうことになったとか。
恒例行事なので古くから伝わっていると思っていましたが、ここ最近宣伝で広まった風習だったんですね。
初詣はいつまで?
新年の恒例行事だから初詣に出かける方も多いと思いますが、ではいつまでに行けばいいのでしょうか?
実は初詣の期間に決まりはありません。
一般的に「初詣に行く目安は松の内まで」と言われています。
松の内は、正月飾りを飾っておく期間のことをいい、地域によって松の内の期間が異なります。
東日本~北日本 ⇒ 1月7日まで
西日本 ⇒ 1月15日まで
地域は大まかな傾向で、同じ地域でも7日と15日が入り混じっていたり、各家庭によっても違ったりします。
松の内に初詣に行けなかった時は、新年に初めてお参りをするものが初詣なので、少し遅くなっても近くの神社やお寺にお参りをするといいですね。
喪中の時の初詣はどうする?
身内に不幸があり喪に服している時は、鏡餅や正月飾り、おせち料理や年賀はがきという新年のお祝い事に関しては控えます。
では初詣も控えるものでしょうか?
実は、神社とお寺では初詣の考え方が異なります。
お正月は神道の行事なので、神社へお参りすることは避けるほうがいいですが、喪中の方でもお寺のお参りは大丈夫なんです。
神道は五十日祭を終え忌明けになれば鳥居をくぐってもいいと言われていますので、お亡くなりになって五十日を過ぎれば神社へ初詣をしてもいいという考えの神社もあります。
神社によって考え方が異なりますので、初詣に行きたい神社に問い合わせて確認するといいですね。
新しい年の平安と幸せを祈ることが初詣の目的ですので、家族で相談してみてはいかがでしょうか。
えたいものですね。
まとめ
いかがでしたか?
初詣は恒例行事なので、古くからあるものだと思っていましたが最近のことだったのは驚きでした。一般的には松の内までにお参りすると言われていますので、一年を振り返って心を静めて、気持ちを新たにして良い新年を迎えたいものですね。