おせちの赤いやつって何?食べてもいいの?味やレシピについても

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おせちの赤いやつって何?チョロギ料理
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お正月のおせちの定番「黒豆」。ふっくらした黒豆を食べるとほっこりしますね。

その黒豆の上にクルクルとした「赤いやつ」がチョコンと乗っていることがあります。クルクル巻貝の小さいバージョンのような不思議な形でもあり、可愛らしさも感じのアレ。

おせち料理に入っていないところもあるようで、その存在自体も知らないという方も…。

今回は、おせちの黒豆の上にチョコンとのっている「赤いやつ」の正体についてと、味や意味について紹介します。

おせちの黒豆の上にのってる赤いやつの正体は?

おせち料理の黒豆の上にのっている「赤いやつ」

おせちの赤いやつって何?チョロギ

巻貝のような風貌で目を引きますね^^

この赤いやつの正体は『チョロギ』といいます。

チョロギはシソ科の植物で、根っこの部分(塊茎)にあたります。独特の形をしていて一度見たら印象に残りやすいです。

「草石蚕(くさいさご)」と呼ばれることもあって、見た目が虫に似ているからだそうです。

中国が原産地で、「丁呂木」「丁梠木」「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」など、非常に多くの漢字表記を持っています。

日本には江戸時代に伝わってきて、東北地方を中心に京都や岡山など西の地方でも栽培されています。

あの赤い色は梅酢や着色料で赤く色づけされたもので、元は白色です。

おせちの赤いやつって何?チョロギ白色

おせちの赤いやつって食べても大丈夫?

中国ではチョロギは昔からよく食べられている食材で、長寿、競争作用、鎮咳作用にも効果が期待できるとされています。

また、脳細胞を活発にする成分が含まれていることから、痴ほう予防や脳梗塞予防も期待できることもあって、漢方薬として昔から重宝されていたそうです。

さらにチョロギはオリゴ糖も多く含まれているので、腸の善玉菌を増やす働きも期待できるそうです。

しかし、体温を下げる食べ物でもあるので、食べ過ぎには注意が必要ですね。

チョロギの味ってどんな感じ?

チョロギは、塩漬けにしたり茹でたりして食べます。ゆり根に似たほっこりとした食感で、ピリッと辛い生姜のような味がします。

また、生でも食べることができ、シャキシャキっとした食感が味わえます。

チョロギのレシピってどんなものがある?

おせち料理の黒豆に乗っている赤いチョロギは、5分~10分ほど茹でてから梅酢に漬けるので赤い色に染まっていますが、真っ赤な色というよりも紅色のような色合いになります。

おせちの赤いやつって何?チョロギ紅色

真っ赤なチョロギは赤色102号で着色しているそうです。

梅酢に漬けて食べるほか、茹でてからクリーム煮やシチューの具材として使ったり、漬物、バターソテー、素揚げ、天ぷら、炊き込みご飯など幅広い料理に使うことができます。

クリーム煮やシチューに使うと、あのクルクルした部分にルーが絡んで美味しいです。

生でも食べることができるので、サラダとしてもシャキシャキっとして美味しく食べられます。

フランス料理にもチョロギが登場!?

チョロギは日本だけでなくフランスでも昔から頻繁に食べられていて、スープ、炒め物、サラダなど様々な料理に使用されています。

まとめ

いかがでしたが?

おせち料理の黒豆の上にのっている赤いやつの正体は「チョロギ」。

茹でて食べると、ゆり根のようなほっくりした食感で、生姜のような辛みがある。

生でも食べることができ、シャキシャキっとした食感。

不思議な形をしているチョロギは食べることができて、実に様々な料理に使うことができるんですね。