暑い日は、熱中症対策でエアコンを使いますが、冷房効率が落ちていたと感じることがあります。
室外機やその周辺が熱くなると、熱を逃しにくくなり、冷房効率が落ちてしまうことが原因です。
そんな時に、室外機に水をダーッとかけたら大丈夫って思っていました。
しかしこの方法はNG!
メーカー側の話によると、室外機に直接水をかけるのは故障の原因になる可能性があるので、避けるほうが良いそうです。
我が家は、冷房効率が落ちると、すぐダダーッと水をかけて室外機を冷やしていたのですが、屋外に設置してあるので、水をかけても大丈夫と思いこんでいました。
そんな中、意外なものを使って室外機を冷やす方法が、Twitterで紹介されて話題になっています。
今回は、エアコンの室外機を冷やす方法や、冷房効率が良くなる対策について紹介します。
エアコンの室外機を冷やす方法とは?
今回、Twitterで話題になっている冷却方法は、4万回以上リツイートされ大反響となっています。
実際に試してみて、冷え方が明らかに違うという感想や、試してみた時の画像などの投稿で盛り上がっています。
話題のツイートはこちら
↓↓↓
コーヒー仲間のバンライケンさんに教えていただいた、エアコン室外機の水冷システム、バケツとタオルだけで出来て凄い冷えるようになります‼️今年は猛暑なので、効率よくエアコン効かせるのに良いですね! pic.twitter.com/5SagkSVrCQ
— sugayan (@sgy_coffee) 2018年7月22日
エアコン室外機の冷やし方
- 室外機のそばに水が入ったバケツを置く
- タオルの端っこを水に浸す
- 残りのタオルを室外機の上部全体に広げていく
この方法では、タオルの水分が気化することで、室外機の熱を奪うことと、タオルの繊維と繊維のすき間を水が浸透していく「毛細管現象」によって、常にタオルが濡れている状態を保つことができて、手間のかからない方法になっています。
これはありがたい方法ですね。
エアコンの節電や冷房効率のいい使い方は?
パナソニックやダイキンなどのメーカーでもオススメしている方法を紹介します。
- 室外機の吹き出し口の前に物を置かない
- 室外機をカバーで覆わない
- 室外機の周囲にはスペースを空ける
- 室外機に直射日光を当てないようにする
室外機を設置する場所が限定されると、直射日光が当たる場所に設置することもありますが、その時は、少し離れたところに木を植えたり、すだれやよしずで直接日光が当たらないようにすることが推奨されています。
直射日光が当たらないようにするグッズもありますので、上手に利用するといいですね。
まとめ
いかがでしたか?
室外機を冷やす時には、屋外に設置してあるものなので、水をかけるくらい大丈夫と勘違いしていましたが、故障の原因になる可能性があることは知りませんでした。
今回、バケツとタオルで効率よく室外機を冷やすことができるので、ぜひ試してみたいと思います。
この情報が参考になれば幸いです。
【追記】
ITmediaが、実際に室外機を冷やす効果があるのかエアコンメーカーに問い合わせてみた時の記事を掲載されていましたので紹介します。
ダイキン工業の広報担当者は「実際にこの方法を検証しておらず、具体的な効果は分かりかねます」としつつ、「理論的に効き目がよくなる可能性はあります」としています。「効果が分かりかねるため、推奨はしておりません」(同社)
注意する点として次のことも説明しています。
タオルが風で飛ばされ、室外機の吸い込み口や吹き出し口をふさいでしまったり、バケツが室外機から落下し、人間に当たってけがをしたり――といったトラブルが考えられると、ダイキン工業は説明します。
SNSでは、水を貯めておくと蚊の発生場所になりやすいことや、室外機の上に物を置くのはダメという意見もありました。
メーカーが推奨しているものは、日よけを付けたり、業務用のエアコンでは、室外機に直接散水できるものがあったりしますが、家庭用に使えるものはまだ出ていないようです。
現時点で家庭でできる対策としては、出来る限り日差しを遮るようにすることと、室外機の周りに物を置かないようにすることが一番安全で手軽な方法のようですね。