首が凝ってツラい・・・。
今、生活に欠かせないものになったスマホですが、長時間使っていると首が痛くなったり、凝った感じがすることはありませんか?
これはもしかして「スマホ首」になっている可能性大です。
この状態を放置していたら、首の痛みや凝りばかりでなく、実に様々な症状を引き起こすことになるかもしれません。
また、今抱えている体の不調も、スマホ首と関連しているかもしれないんです。
今回は、スマホ首についてや、症状・解消法について紹介していきます。
スマホ首とは?
スマホ首とは、スマホやタブレットを使う時の首の形のことで、スマホの画面を見ようと頭を下に下げて、首が折れ曲がった状態のことをいいます。
首が下り曲がった状態が続くと首に負担がかかりやすくなり、様々な症状が出てきます。
頭の重さは体重の10%ほどあり、体重50kg人だったら約5kgの重さをのせていることになります。500mlのペットボトル10本分が首の上にのっていることになるので、結構重たいですよね。
その頭の位置が変わってくると、さらに首に負担がかかります。
例えば、ペットボトルや牛乳パックなど重たい物が入った買い物袋を、肘を伸ばした状態で下に垂らして持つ時は、重たいですが持つことは出来ますね。
その買い物袋を、肘を曲げずに体から離して、徐々に上に持ち上げると・・・。
腕がプルプルしてくる!
ちょっと勘弁して!!
ムリッ!!!
って思いませんか?
角度が変わってくると、体への負担が変わるのが実感できると思いますが、これが首でもおこっているんです。
首に何か異変が起こっても不思議じゃないですね。
スマホ首の症状はどんな感じ?
では、スマホ首の症状はどんなものかを見ていきましょう。
首には頸椎と呼ばれる骨がありますが、ここには多くの神経が通っています。
頭の重みが加わると、神経が圧迫されて様々な症状が出てきます。
また、頸椎は7つの骨(椎骨(ついこつ))が連なって、複雑な首の動きが出来るようになっているのですが、その骨と骨の間にある椎間板という軟骨にも負担がかかります。
そのことで首や肩に症状がおこりやすくなります。
また、猫背のように背中を丸めている状態が続くと、肩がクッと巻き気味(巻き肩)になりやすく、胸の圧迫や内臓にも負担がかかりやすくなります。
症状としては・・・
- 首こり・首の痛み
- 肩こり
- 頭痛
- めまい
- 手や腕のしびれ
- 吐き気
- 疲れやすい
- 寝違えしやすい
- 自律神経失調症
- 呼吸がしにくい など
放置しておくと大変なことになりますね。
スマホ首とストレートネックの違いは?
スマホ首 = ストレートネックと言われますが、実は同じではありません。
元々、首の頸椎(首の骨)は緩やかにカーブをしているのですが、頸椎がまっすぐになってしまった状態を「ストレートネック」と言います。
ストレートネックの原因は、首を前に出した姿勢を続けることです。
スマホ首も、首を前に出した姿勢が原因になるのですが、ストレートネックになっている人もいますが、そうじゃない人もいます。
そのことから首が前に出ているからストレートネックとも言えないというワケです。
自分がストレートネックかどうかを知るには、病院でレントゲン検査を受けるとすぐわかりますが、簡単なセルフチェック法でもありますので紹介します。
- まず、壁を背に向けてラクな姿勢で立つ。
- 後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4カ所がラクに壁につけば、正しい姿勢。
- この時、後頭部がラクに壁につかない場合、ストレートネックの可能性大。
軽度では、ラクな姿勢で立つと、壁にわずかに後頭部がつかないものの、少しだけ力を入れたらスッと壁につく状態です。
中度になってくると、ラクな姿勢では後頭部はつかないですが、頑張ると何とか後頭部が壁につく状態です。
重度になると、首と頭がグッと前に出ていて、壁に後頭部をつけようと頑張ってもつかない状態です。
スマホ首のチェック方法について
ちょっと自分がスマホ首かもしれないと心配になったかもしれません。
スマホ首かどうか、次のチェック項目で確認してみてください。
- スマホを使っている時、首や肩がだるい、ツラい
- 首を上に向けた時、変な感じ・違和感を感じる
- 首を動かしにくい
- 長時間うつむいた姿勢で過ごすことが多い
- 目が疲れやすい
- ドライアイ
- 体が疲れやすい
- 呼吸がしにくい
- 1日5時間以上スマホやタブレット、パソコンを使っている
チェック項目にあてはまることが多いほど、スマホ首の可能性が高く、現時点で症状が出ていない人でも、今後スマホ首になりやすいので注意が必要ですね。
まとめ
いかがでしたか?
日常生活に欠かせなくなっているスマホやタブレットですが、体のことを考えると使い方を見直すほうがいいですね(筆者も含めてです(汗))。
スマホ首は、首が折れ曲がった状態が続くとなりやすく、首には重要な神経が走っていますので、使う時の姿勢に注意が必要です。
姿勢に注意してスマホ首で困らないようにしたいですね。