彼岸花の白色って珍しい?花言葉は色別で違うの?

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彼岸花と言えば、田んぼや畦道に咲く赤色の花!

…だと思っていませんか?

今まで私自身も、彼岸花=赤色だと思っていました(泣)。

しかし、白くて綺麗な彼岸花も存在していて、赤色と白色が混在して花が咲いているところもありますが、白い彼岸花は繁殖力が弱く珍しいそうです。

 

花の色は、赤色のほか、白、黄色、オレンジ、ピンクなどがあり、庭に数年植えっぱなしにしても成長するほど丈夫な植物です。

今回は、なぜ白色の彼岸花ができるのか?について、彼岸花の色別の花言葉について、この2つを紹介します。

なぜ白い彼岸花ができるの?

もともと彼岸花は、日本に自生しているものではなく、ユーラシア大陸東部から、稲の伝来とともに彼岸花の球根が混入して、広まったものとされます。

彼岸花は、種ではなくて球根で増えていきます。

しかしながら、まれに2倍体のヒガンバナが混じって、外見では区別ができないようです。

この2倍体のヒガンバナと、ヒガンバナに似た花である黄色のショウキズイセンの自然交雑で、白色の彼岸花「シロバナヒガンバナ」になります。

赤色と黄色を掛け合わせて「白色」ってヘンな話に思いますね。

でも、赤色の遺伝子と黄色の遺伝子が阻害されると、不思議と白色になるようです。

この阻害も完璧ではなくて、薄いピンクの花や、薄い黄色の花が咲いたりします。

実は白い彼岸花って存在しない?

白い彼岸花は、厳密に言うと彼岸花ではなくて、リコリスという球根植物の仲間になるんです。

リコリスには、おなじみの赤色の彼岸花のほか、シロバナヒガンバナ、ショウキズイセン、キツネノカミソリ、ナツズイセンなどの種類があって、その中の「シロバナヒガンバナ」が白い彼岸花の名前なんです。

リコリスは、各国で品種改良によって多くの品種が存在して、日々新しいものが生み出されて、ガーデニングの花として人気があります。

要するに白い彼岸花は、赤い彼岸花の仲間になるんです。同じ仲間なので見た目が非常に似ていて、間違いやすいのもわかりますね。

こちらに交配の染色体について解説されています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

『草と木と花の博物誌HP「ヒガンバナと呼ばれる植物」ヒガンバナ属の分類より』

彼岸花の花言葉は?

彼岸花の花言葉は8つあり、たくさんの意味を持ち合わせている花です。

  1. 情熱
  2. 独立
  3. あきらめ
  4. 再会
  5. 悲しい想い出
  6. 想うはあなた一人
  7. 蘇る想い出・追想・転生
  8. また会う日を楽しみに

では一つずつ見ていきましょう。

1.情熱

情熱とは、ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。また、その気持ち。熱情。

赤色のイメージと、花の姿が炎が燃えるように見えることからですね。

2.独立

独立とは、他からの束縛や支配を受けないで、自分の意志で行動すること。

スッと伸びた茎の先に、鮮やかな赤い花を咲かせる姿からのイメージでしょうね。

3.あきらめ

あきらめとは、もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。

この花言葉は、良いイメージ・悪いイメージ、受け手によってどちらにもなる言葉に感じませんか?

想いを断ち切る、もう会えなくなるなど、落胆するイメージがあります。

一方で、気持ちが燃え尽きるまで頑張ったからやめる。頑張ったから、これ以上はいいでしょうというイメージもあるように感じます。

4.再会

再会とは、長く別れ別れになっていた人どうしが、再びめぐりあうこと。

生きている人との再会のほか、墓前で再会する意味合いもあるようです。

秋のお彼岸の時期に、花が咲くことも関連している花言葉ですね。

5.悲しい想い出

悲しいとは、心が痛んで泣きたくなるような気持ち。つらく切ない。
想い出とは、前にあった出来事や体験を心に浮かべること。また、その内容。追憶。追想。

こちらも個人を偲び、想うことからきているのでしょうね。

6.想うはあなた一人

「想う」という漢字を使う時、相手に対して、より強い感情を表現する時によく使われますね。

「愛する人を想う」「娘を愛おしく想う」「気になる人に自分の想いを伝える」など、頭の中で考えているというより、心の奥底から出てくるような、より深い感情を表す時に使うイメージですね。

一途な想いが、彼岸花の花姿にピッタリだと感じます。

7.蘇る想い出・追想・転生

蘇るとは、死んだ人、死にかけた人が、息を吹き返す。生き返る。蘇生する。
追想とは、過去のことを思い起こすこと。懐かしむこと。
転生とは、生まれ変わること。輪廻とも。

どれも死を連想する言葉で、墓前で静かに懐かしむ時間を過ごす、お彼岸に関連する言葉ですね。

8.また会う日を楽しみに

これは言葉の通りの印象で、彼岸花が咲いた時、故人に会えたと感じ、開花時期が短いこともあり、次に花が咲くまで楽しみにしているという気持ちからでしょうか。

赤い彼岸花の花言葉は?

  • 情熱
  • 独立
  • あきらめ
  • 再会
  • 悲しい想い出
  • 想うはあなた一人
  • また会う日を楽しみに

白い彼岸花の花言葉は?

  • 想うはあなた一人
  • また会う日を楽しみに

黄色い彼岸花の花言葉は?

  • 追想
  • 深い思いやりの心
  • 悲しい思い出

まとめ

いかがでしたか?

白い彼岸花は、自然交雑で誕生していて、自然の凄さを感じましたね。

彼岸花は、リコリスに分類され、その中に赤色の彼岸花や、白色のシロバナヒガンバナ、黄色のショウキズイセンがあって、みんな仲間なので姿が似ていて、間違いやすいんですね。

彼岸花の花言葉は、たくさんあって、どれも奥深いと感じました。お彼岸の時期に咲く彼岸花らしい花言葉だと思いませんでしたか?

次に見る機会がある時は、違った見方ができそうですね。