夏の暑さ対策として、グリーンカーテンは日本の夏の必需品になりつつありますね。
グリーンカーテンを作る時に人気なのがゴーヤです。
日差しよけ、省エネ対策のほか、美味しくいただけるので人気になるのもわかりますね。
でも、育て方を間違えると、花が咲かない、実が大きく育たない、食べると不味いと悩むことになってしまいます。
ゴーヤは、花が咲き始め大きく成長していく時、肥料を多く必要とする植物です。大きなグリーンカーテンにして、実をたくさん収穫したい場合は追肥(栄養分の追加)をしていきます。
今回は、ゴーヤの栽培で大きく成長させたい時に欠かせない、肥料を追加する時について紹介します。
ゴーヤの肥料はたっぷり?控えめ?
植えつける前の土作りの時、肥料を十分に与えていても追肥は必要ですが、与えすぎても、足りな過ぎてもダメになります。
追肥とは、植えつける前に与える肥料(元肥)で足りなくなった栄養分を追加することをいいます。
ゴーヤの追肥のタイミングは?
追肥の目的は、成長途中のゴーヤに早急に栄養を与えることです。
大きく元気に成長させるため、定期的な追肥が欠かせません。
追肥のタイミングは、ゴーヤの実が付き始めたことを目安に始めます。
野菜用の液体肥料を使う場合、2週間に1度を目安に薄めた液体肥料を、水の代わりにたっぷり与えます。
無機質肥料(化成肥料)を使う場合、即効性があり初心者には使いやすい肥料です。化成肥料8-8-8は、ゴーヤのほか大抵の作物に使えます。
苗の周囲にスコップや指で溝を作り、そこに撒きます。1か月に1度を目安に肥料をやります。
油かすなどの有機肥料を使う場合、液体肥料に比べて使う回数は少なくて済みます。
株から少し離れたところに、深さ10㎝ほどの穴を掘り、油かすを入れます。
その後、土と肥料を混ぜます。
穴を掘る時、根っこを痛めないように注意してくださいね。
ゴーヤの葉が急にしおれた!どうして?
ゴーヤを育てていると、急に葉がしおれてしまう時があります。ちょっとビックリしてしまいますね。
この原因は大きく分けて2つです。
- 水切れや肥料不足
- 肥料やけ
水切れや肥料不足
ゴーヤに肥料が足りているかどうかは、葉の様子やつるの生育具合でわかります。
肥料が足りなくなると、葉の色が黄色くなり、つるの生長が鈍くなったり、つるが出なくなったりします。追肥して様子を見るようにしましょう。
水切れは、葉っぱがしおれてきます。夏は1日2回たっぷり水やりしましょう。
肥料やけ
土に対して肥料が多すぎたり、液体肥料の濃度が濃すぎた場合、ゴーヤの成長に悪影響を及ぼします。
これを「肥料やけ」と言います。
肥料やけの場合、見た目は水切れと同じような症状なので、判断が難しいですが、次のような症状が出てくることが多いです。
- 葉っぱの周辺から茶色くなって、丸まる
- つる先や新芽に元気がなく、葉っぱがしおれてきて
肥料やけを放置すると、株が枯れることもあります。
ゴーヤの肥料やけの対処方法は?
肥料やけを起こしている場合、肥料濃度をできるだけ早く薄めることがポイントになります。
追肥を控えて、水やりを多めに行うようにします。
まとめ
いかがでしたか?
比較的育てやすいゴーヤですが、肥料はたっぷりすぎても、控えめすぎても生育に影響を及ぼします。
花は咲き始め、実が成る頃、グングン大きく生育していくので、植え始めに与えた肥料だけでは大きく生育しなくなりますので定期的な追肥が必要になります。
液体肥料の場合、2週間に1回
固形肥料の場合、1か月に1回
これを目安にして、葉に元気がなくなったり、つるの伸びが悪くなった場合は、たっぷり水やりをおこなったり追肥するといいですね。
大きく生育させて、美味しいゴーヤを食べられるように育てたいですね。