「そういえば、もうすぐ免許更新の時期だわ…。」
「あっちゃー!住所変更していなかった…(泣)。」
「これってどうすればいいの?」
引っ越しのバタバタで、うっかり運転免許証の住所を変更する手続きを忘れがちですね。
それに免許更新の時期と重なっていたら、どうしたらいいのか迷ってしまいます。
実は、運転免許証の住所変更に期限はありません。
しかし、届け出を出していないと、免許更新の時期に届く連絡ハガキが届きません。
また、大変なことになってしまう場合もあります。
今回は免許更新の時、住所変更が同時にできるかどうか、住所変更をしていない場合ってどうなるのか、について紹介します。
最近引っ越しをされた方、これから引っ越しの予定の方、ぜひ参考にしてみて下さいね。
免許更新で住所変更って同時にできる?
運転免許証の更新時の住所変更は、同時に手続きができます。
一つ注意したいのが、免許更新と同時に住所変更手続きをする場合、少し時間がかかる場合があります。時間に余裕を持っておくといいですね。
免許更新と住所変更はどこでできる?
更新手続きは、次の場所のいずれかで行います。
- 運転免許センター
- 運転免許試験場
- 警察署
運転者区分と講習区分によって、更新手続きができる場所が異なります。場所は更新連絡書に記載されています。
運転者区分とは、違反の有無によって運転者を分けていることです。分け方は次の4つです。
・優良運転者
継続して免許歴が5年以上で、過去5年間に無事故無違反の方
・一般運転者
継続して免許歴が5年以上で、過去5年間に軽微な違反(3点以下)が1回のみの方
・初回更新者
免許歴が5年未満で、免許取得後初めての更新で、軽微な違反(3点以下)が1回以下の方
・違反運転者
上記3つ以外の方
講習区分とは、運転者区分に加えて高齢者が加わります。高齢者に該当する方は、運転免許証の更新満了日の年齢が満70歳以上の方です。
運転者区分の違いで手数料が異なることは無く、一律2,500円ですが、講習区分の違いでは手数料が異なります。
講習区分 | 更新手数料 | 講習手数料 | 合計 |
---|---|---|---|
優良運転者講習受講者 | 2,500円 | 600円 | 3,100円 |
一般運転者講習受講者 | 2,500円 | 950円 | 3,450円 |
初回更新者講習受講者 | 2,500円 | 1,500円 | 4,000円 |
違反運転者講習受講者 | 2,500円 | 1,500円 | 4,000円 |
高齢者講習受講者 | 2,500円 | ※注意 | ※注意 |
※注意:高齢者講習受講時に下記の手数料が必要
70歳以上~75歳未満 5,800円
75歳以上 5,350円
小型特殊免許のみの場合3,500円
免許更新と住所変更で必要な書類とは?
手続きで必要になる書類については、次の5つです。
- 今持っている運転免許証
- 新しい住所が確認できる書類
- 更新連絡書(ハガキ)
- 縦3cm×横2.4cmの申請用写真
- 印鑑
新しい住所が確認が確認できる書類について
新住所が確認できる書類については次の4つのうち、いずれか1点を準備します。
- 住民票の写し(コピー不可)
- 消印が付いている郵便物
- 新住所での公共料金の領収書
- 健康保険証
住民票の写しについては、マンションなどの部屋番号の記載が無い場合があります。その場合、部屋番号が記載されている消印のある郵便物や、本人の健康保険証を準備しましょう。
部屋番号までしっかり記載してある書類を準備すると思って大丈夫です。
更新連絡書(ハガキ)について
更新連絡書(ハガキ)を紛失などで手元に無い場合でも、手続きは可能です。
ただし、更新連絡書(ハガキ)の再発行はしてもらえないので、新住所地で更新手続きができる運転免許センター・試験場・警察署で、日時・必要書類・諸費用などを確認するといいですね。
申請用写真について
運転免許センターや試験場で更新手続きをする場合は、申請用写真が不要のところが多いです。
更新連絡書(ハガキ)に写真が必要かどうか記載されていますので確認しましょう。
また運転免許センターで撮影した写真って、写り方に納得がいかないという声も多いですよね。
そんな時、次の条件を満たしていると、持ち込んだ申請用の写真を使うことも可能な場合があります。
条件は次の8つ
- 縦3cm×横2.4cm
- カラー
- 申請前6ヶ月以内に撮影
- 無帽
- メガネなし
- カラーコンタクトなし
- 胸から上
- 鮮明
持ち込みの写真がダメなところもありますので、問い合わせて確認してくださいね。
免許証を失くして再交付が必要な時は、申請用の写真が必要な場合が多いようです。
印鑑について
朱肉で押印できる認印で大丈夫ですが、署名でも原則OKです。実印ではないので注意してくださいね。
シャチハタはダメです(笑)。
免許証の住所変更をしていない場合ってどうなる?
長期間、運転免許証の住所変更手続きをしていない場合、すぐ免許が失効になることはありません。
しかし道路交通法(道交法)では、「1万円以下の罰金、または科料に処する」と定められています。
また罰則以外にも、普段、運転免許証を身分証明書として使う方が多いですが、免許証に記載されている住所が、今住んでいる住所と異なる場合、身分証明書として使うことができません。
さらに、運転免許の更新時期に郵送される更新連絡書は、免許証に記載されている住所の届きます。
変更手続きをしていないとハガキが届かない恐れがあります。
更新手続きの際、更新連絡書(ハガキ)を持参しなくても更新手続きを行うことはできますが、免許の有効期限に気が付かない可能性も考えられます。
数か月、住所変更をしていなかったため、変更手続きの時に罰金が科されるわけではありませんが、なるべく早く住所変更を完了しておいたほうがいいですね。
市町村の合併で住所が変わった場合ってどうするの?
市町村の合併で住所が変更した場合、原則、更新時に免許証の情報が変更になります。
しかし身分証明書として使いたい場合は、なるべく早く住所変更の手続きをしたほうが安心です。
まとめ
いかがでしたか?
免許の更新と同時に住所変更はできます。
手続きができる場所は、運転免許センター・運転免許試験場・警察署で行うことができます。
長期間、住所変更の手続きをしていなかったとしても、すぐ免許が失効することはありません。
しかし道交法による罰則をうける可能性があることと、身分証明書として使うことができないので、なるべく早く住所変更の手続きを行うほうが安心です。
日々、忙しい中での手続きになりますが、早めにサクッと完了させたほうがいいですね。