小さな赤ちゃんが、ヒクっとしゃっくりを始めると、気になって仕方ないですね。
大人も、しゃっくりが出ると苦しくて、できるだけ早く止まって欲しいと思いますから、小さな赤ちゃんのしゃっくりは、何とか止めてあげたいですよね。
しかも、しゃっくりが長く続くと「本当に大丈夫かな?」と、不安な気持ちになってしまうことでしょう。
でもそんな時に役立つ、赤ちゃんのしゃっくりの止め方があるんです。
簡単ですぐできる方法なので、試してみて下さいね。
赤ちゃんのしゃっくりが止まらない時の3つのチェックポイント
赤ちゃんのしゃっくりを上手に止めるには、まずどのような時にしゃっくりをしているか、しっかり観察するようにしましょう。
慌てず、よく観察すると、3つのパターンがあるものです。
部屋の気温が適温になってる?
赤ちゃんは、身体の発達が未成熟のため、気温の変化にうまく対応できません。
部屋の温度差があったり、赤ちゃんの身体が冷えているなどの場合、エアコンや暖房器具の設定温度を調整したり、毛布を1枚追加するなどで様子をみましょう。
扇風機を使用している場合、風の向きを変え、赤ちゃんに風があたらないようにしましょう。
気温が原因なら適温にすることで、しゃっくりが落ち着きます。
おしっこで身体が冷えている場合がありますので、おむつ交換をして様子をみます。それでも落ち着かない時は、おくるみなどで体をくるみ、赤ちゃんの身体を温めてみましょう。
赤ちゃんを温める時、おくるみや毛布のほか、ベストを着させたり、靴下を履かせたりするのもいいですね。
授乳後にしゃっくりが出てる?
授乳の時、一緒に空気を飲み込んで、それが刺激になってしゃっくりが出ることがあります。
授乳後にしゃっくりが出た時は、げっぷをさせることでしゃっくりが落ち着きます。
身体の冷えを感じない・授乳後でもない時は?
気温の変化で身体の冷えがあるように感じない時や、授乳後でもないのに、しゃっくりが出ることもあります。
大人のしゃっくりでも、水分を飲んで落ちつかせる時がありますが、赤ちゃんの時も、白湯や少し薄めの麦茶を飲ませて様子をみましょう。
とにかく簡単に止める方法を試したい時はどうする?
外出先や、忙しくてじっくり観察できない時、しゃっくりが出ている姿を見ると、何とかしてあげたいですよね。
そんな時は、赤ちゃんの背中を優しくさすってみましょう。
背中をさすることで、赤ちゃんの身体を温めることにつながります。
また、げっぷを出す時のようにトントンと優しく叩いたりするのもいいですね。
注意!この3つのしゃっくりの止め方はダメ!
赤ちゃんは、あらゆる器官が未熟です。少しの刺激が思わぬ事故につながることもあります。
落ち着いていると、自然にしゃっくりは止まるものです。
次の3つの方法は、あまりおすすめできません。
大泣きさせる
泣くことは、想像以上に体力を使うものです。赤ちゃんにムリをさせてまで止める必要性はありません。
うつ伏せにさせる
うつ伏せにすると、窒息する危険性があります。
くしゃみをさせる
鼻の中に綿棒やこよりなどを入れて刺激を与えると、鼻の粘膜が傷つく恐れがあります。
偶然、赤ちゃんが大泣きしたり、くしゃみが出て、しゃっくりが止まった場合は問題ありません。
赤ちゃんのしゃっくりの原因って何?
赤ちゃんのしゃっくりは、横隔膜の発達が未熟なため、ほんの少しの刺激でもしゃっくりが出やすくなります。
主な原因は次の2つです。
赤ちゃんのしゃっくりの間隔は、大人よりも早いです。それは大人と比べると心拍数が高いからです。
なので、見るからにとても苦しそうに感じてしまいますが、実のところそれほど心配する必要はありません。
なぜなら身体の発達が未成熟で、成長と共に横隔膜が発達して、少しづつしゃっくりの回数も減っていくからです。
しゃっくりが出ると苦しいと思ってしまい、何としても止めてやる、と躍起になりがちです。
我が家で赤ちゃんのしゃっくりが始まった時は、「また出たね~!」って言ってました。
そして、げっぷを出す時の姿勢で、「早く止まるように…」と願いながら背中をゆっくりさすってました。
まとめ
赤ちゃんのしゃっくりは、大人よりも早い間隔でヒクヒクってなりますので、どうしても気になってしまいますね。
でも、成長とともに横隔膜が発達して、しゃっくりの回数が減ってきますので、気にしすぎないことが大切です。
どうしても気になったり、長く続いて苦しそうという時は、今回紹介して方法を試してみて下さいね。