痛ましい事件や事故についてのニュースが流れ、今後起きないことを祈るばかりですが、その現場では、献花台が設けられているシーンも映し出されて、さらに心が締め付けられますね。
お花やお菓子、飲み物や、被害に遭われた方が好きだったであろうものが置いてあるのを見て…
「このお菓子や花って、この後どうするんだろう?」
「言われていれば、どうするかって知らないね」
「その辺りって報道されない部分だよね…」
という会話になりました。
言われてみて気が付くことってありますが、今回はまさにソレでした。
というわけで、この記事では、献花台におかれるお菓子や花について
- いつまで供えるの?
- その後どうなって誰が片づけるの?
についてまとめてみました。
献花台のお菓子や花はいつまで供えるの?
献花台は、自然発生的に設けられる場合や、大きな事件や事故になってくると、場所を確保して献花台を設ける場合などがあります。
お菓子や花のお供えについては、ケースによって差はありますが、2週間から1か月の期間設置されることが多いです。
しかし、事件や事故の内容によっては、長期間設置されたり、別の場所を設けてお供えができるようになったり、碑が設置されたりなどのケースがあります。
保育園児が巻き込まれた事故から1カ月、大津市の現場近くの献花台には今も多くの花などが手向けられています。 pic.twitter.com/qP1sBVwmrJ
— 東京新聞←2㍍→写真部 (@tokyoshashinbu) June 7, 2019
こちらの痛ましい事故では、現場が交差点であったため、近くの空き地に献花台が移動しました。
大津園児死傷事故 市民の献花続く 近くの空き地に献花台移動 – 毎日新聞 https://t.co/8BAVSprxK4
— 毎日新聞社会部 (@mainichi_shakai) May 12, 2019
献花台(けんかだい)とは…
1 キリスト教、また、無宗教の葬式で死者に手向ける花を供える台。
2 事故、事件で死者の出た現場に置かれ、その死を悼む人々が花や供物を供える台。
出典:コトバンク
献花台のお菓子や花はその後どうなって誰が片づけるの?
事件や事故が痛ましいさを増すほど、献花台に手向けられる花やお菓子などが多くなる印象があります。
献花台に供えられたものは、基本的には、そのまま処分する形になりますが、お菓子や飲み物については、しばらく仏壇などにお供えをするケースもあるんだとか。
また、お供えしてあるものを、もらっていく人もいるようで、恐らく処分するのは勿体ないということで持ち帰っているかと思われますが、何とも複雑な気持ちになってしまいますね。
では、誰が処分しているかについては、自然発生的にできた場合では、近所の方たちが片付けたり、地域住民が自治体に連絡して、職員の方たちが片づけるケースがあります。
献花台がきちんと設置された場合では、設置した自治体が処分するケースが多いです。
お花は枯れてしまうと処分するのはわかりますが、お菓子や飲み物など食べるものについては、勿体ない気持ちになるものの、遺族にお供えとして渡しても迷惑でしょうし、かといって周囲に配るというのも変な話になりますよね。
事件や事故を風化させないという意味は理解できますが、自治体にお願いすると税金を使っていることにもなりますので、気持ちと実情のバランスが難しい問題ですね。
別の方法のほうがいいのでは?という意見もあり、じっくり考えていかなければいけない内容だなと感じました。
まとめ
献花台にお供えをするお菓子や花のお供えについては、ケースによって差はありますが、2週間から1か月の期間設置されることが多い。
しかし、事件や事故の内容によっては、長期間設置されたり、別の場所を設けたり、碑が設置されたりなどのケースがある。
献花台に供えられたお菓子や花のその後についてや誰が片付けるかについては、近所の方たちが片付けたり、自治体に連絡して処分をしてもらったり、ケースにより異なる。
事件や事故がおきないことが一番です。
しかし、起きてしまったことについては、風化させないための一つの方法として献花台にお菓子や花を供えるのは意味があるものの、何か別の方法も模索していかなければいけないのかもしれないですね。
非常に考えさせられました。