アガベシロップ効能や効果について!甘いのにヘルシーだけど体には害にならないの?

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健康や美容に気を遣う方たちが、注目している「アガベシロップ」は、コストコでも購入することができるので、知ってる方も多いのでは?

実は、アガベシロップって美容にいいと言われている反面、害についても語られていて賛否両論なんです。

砂糖よりも味が甘い甘味料なので、本当に大丈夫かな?って健康に不安を感じる方もおられるかもしれません。

この記事では、アガベシロップについて効能や効果、糖質についてや、体には害にならないのかについてまとめてみました。

アガベシロップとは?

アガベシロップは、「ブルーアガベ」という品種の茎部分の糖分から作られていて、テキーラーの材料になることでも知られています。

アガベシロップの原材料となるアガベって聞きなれない言葉ですが、メキシコを中心に広がる植物のことを言います。

見た目はアロエのような感じで、日本では竜舌蘭(リュウゼツラン)と呼ばれ、観葉植物として多くの種類が見られます。

シロップは、アメリカではダイエット甘味料として、セレブやモデルが使っていて大人気。GACKTさんも使っていることで有名になりました。

また、吉本興業の女芸人であり「美容番長」とも呼ばれているシルクさんの著書「シルクのべっぴん塾 美欲」でも紹介されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

アガベシロップの特徴は砂糖よりも甘い!

美容情報に敏感な方が注目するだけあって、アガベシロップは、蜂蜜や砂糖よりも甘みが強いのが最大の特徴です。

比較すると約1.5杯も甘さが強く、普段使っている砂糖の量よりも少なくても満足感を得られます。

特徴はこちら。

  • 砂糖よりも味が甘い甘味料
  • テキーラの材料になる
  • ハチミツや砂糖よりも甘く、比較すると1.5倍も甘さが強い
  • クセもなく、粘り気もない
  • 料理やお菓子、ドリンクに混ぜて使うことができる
  • 少量で甘さがしっかり引き立つ
  • パウダー状もある
  • チョコレート、シリアル、ジャム、乳製品などの加工品
  • ナチュラル志向の美容グッズの原料

クセもなく粘り気もないので、様々な分野で活用されていますね。

アガベシロップの効能や効果は?

アガベには、アンチエイジング、ダイエットなどの美容効果と、がんや糖尿病になりにくいという効能があります。

これは、アガベには配糖体のサポニン(ヘコゲニン、クロロゲニン)や、抗酸化成分のケンペロール、クェルセチン(ポリフェノール類)が含まれているからです。

アガベシロップの主な効能・効果

  • 低GI・カロリー
  • お腹の中を綺麗にする
  • アンチエイジング(老化予防)
  • 免疫力の改善
  • がん予防 抗発がん効果
  • 糖尿病になりにくい
  • 抗菌作用
  • 腸内環境を改善
  • デトックス作用

これらの効能には、アガベシロップのGI値の低さと、イヌリン(水溶性食物繊維)の作用も大きく影響しています

低GI値のアガベシロップ

GI値は、Glycemic Index(グライセミック・インデックス)の略で、食後の血糖上昇指標のことです。

数値は、食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもので、ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として相対的に表されます。

オーストラリアのシドニー大学では、GI値 55以下の食品を低GI食品と定義していて、日本でも同じように認識されています。

この数値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなって、インシュリンの分泌も抑えられるのです。

アガベシロップはGI値21で、ほかの食品の数値を見ていただくとわかると思います。

  • 玄米 55
  • 白米 84
  • 発芽玄米 54
  • アボガド 27
  • アーモンド 30
  • いちご 29
  • レモン 34
  • ワイン 32
  • 日本酒(純米酒) 35
  • はちみつ 88
  • メープルシロップ 73

血糖値の上昇が緩やかになると、インスリン(脂肪をため込む働きを持つ)の過剰分泌を抑えることができるので、結果としてダイエットや糖尿病などにいいということ。

また、老化の原因である糖化という現象を防いでくれます。

糖化は、体内のタンパク質と余分な糖が結びつき、糖化最終生成物(AGEs)を生成する反応をいいます。

これが起こると、老化につながるほか、糖尿病、高血圧、がんなどを引き起こすこともあります。

このことからGI値を気にすることが、自分の身体を良い状態に保つためにはポイントになります。

イヌリン(水溶性食物繊維)の作用

アガベシロップには、水溶性食物繊維であるイヌリンが約3%含まれています。甘みのあるもので、食物繊維が含まれているのは大変珍しいことです。

イヌリンは、キク科の植物によって作られる多糖類の一種で、キクイモやチコリ、ゴボウ、ニラなどに多く含まれています。

砂糖やでんぷんなどの糖類の仲間ですが、ヒトはイヌリンを分解する酵素を持っていなくて、摂取してもほとんど吸収されず体外へ排出されます。

このため、水溶性の食物繊維に分類され、腸で水分を含むとゲル状になって、一緒に摂った糖質の吸収を抑える働きを持ちます。

また、善玉菌のエサになって腸内環境を整える子かが期待できます。

なので、老廃物の排出はもちろんのこと、腸内の環境を整えたり、ダイエットにも効果が期待できます。

アガベシロップは体に害ってあるの?

アガベシロップについては、人によってはアガベシロップが体に悪いという見方もあります。

低GI値なので健康や美容にいいという効能・効果と、フルクトース(果糖)による肝臓機能に害を及ぼす可能性あるという意見に分かれているんです。

これは、2010年にアメリカで行われた実験結果を受けて言われるようになりました。

アメリカの政府認定機関による実験で、糖尿患者のアガベシロップ使用の安全性をテストするというものでしたが、副作用が観察されたため、これ以上継続すると危険を伴うと判断され、中断した経緯んがあります。

この副作用が、肝臓への負担で、内臓脂肪がつきやすくなったり、血糖値を上げてしまうなどの問題が出てきてしまいました。

原因として挙げられたのが、フルクトース(果糖)。

フルクトース(果糖)とは

フルクトースは、果糖と呼ばれる単糖の一種で、砂糖や果物、蜂蜜などに含まれている天然の糖分です。

砂糖は、ブドウ糖(グリコース)と、フルクトースが1対1の割合で結合しています。

果糖もブドウ糖も同じ天然の糖質ですが、フルクトースは血液中でほとんど分解されず、エネルギー源としては使われません。

ですから、ブドウ糖のように血糖値に変化は与えないので、GI値が低いということになります。

しかし、フルクトースはダイレクトに肝臓まで到達し、そこで消化吸収を行うことになってしまうため、肝臓に負担をかけてしまうというデメリットも持ち合わせています。

さらに、アガベシロップはシロップ状なので濃度が高く、肝臓が詰まってしまう可能性もあります。

肝臓が詰まると、内臓に脂肪がつきやすくなって肥満を誘発したり、ほかの臓器に悪影響を及ぼすことにもなります。

このことから、フルクトースには血糖値に変化は与えないけれども、それ以上に肝機能に影響を及ぼす可能性が大きいことから、害があると言われているのです。

結局、アガベシロップは体にいいの?良くないの?

アガベシロップの効能と害について書いてきましたが、結局のところいいのか悪いのか気になるところ。

個人的に思うのは、多用しなければいいのではないかと思います。

ダイエットに良いと聞いて、そればかり食べていたら体調が悪くなってしまったというケースと同じ考えでいいのかなと。

ウワサになっているものは気になりますし、実際に使っている人が素敵だと、自分もあの人のようになりたい!って思いますから、ますます使ってみたくなるものです。

どんなものでもメリット・デメリットはあります。健康に良いので摂り入れたいって思っても、必要以上に摂取していいという意味ではないですよね。

結局、アガベシロップを摂取するかしないのかは、個人個人の判断で、摂取するなら多用しないよう気をつけるしか無いと思います。

低フルクトースといって、フククトースが50%以下のアガベシロップも販売されているようなので、このような商品を探すのもアリですね。

その時でも、多用は禁物だということは忘れないようにしたいですね。