いつ起こるか分からない災害。
阪神淡路大震災からの教訓で、様々な対策が進歩し、東日本大震災でさらにブラッシュアップしてきました。
そして熊本震災では、未曾有の震災になりました。
地震だけではありません。豪雨による被害も多くなってきていますので、このような状況では、いつ地震や災害が来るのか本当にわかりません。
しかし、災害に備えての準備は大切だと判っていても、つい後回しにしてしまいがちですが、自分でできることはやっておくべきですね。
この記事では、地震・震災・災害対策として、どのような持ち物・グッズを準備しておけばいいのかをまとめてみました。
地震対策グッズは避難セットで最低限の準備はOK!
東日本大震災が起きてから、地震や災害対策グッズの内容が充実してきました。
特に、被災者の声を元に防災のプロが推奨している、こちらの避難セットは、一時期入荷待ちになるほどで、熊本自信の被災地でも活用されました。
地震対策30点避難セットは、医療機関や、法務局、防衛局、公官庁でも配備される、非常用の持ち出し袋です。
また袋はシンプルなデザインで、自立型でコンパクト。玄関や寝室、リビングなどに置いても邪魔になりにくいです。
中身はこちら
- ダイナモ多機能ライト(手回し発電式・LEDライト・携帯電話充電・FMAMラジオ・サイレン)
- 災害備蓄用5年保存水(500ml×4本)
- 5年保存ソフトパン(100g×3)
- 食品加熱袋 加熱剤
- 非常用簡易トイレ(×3袋)
- アルミブランケット
- 万能アウトドアナイフ
- エアーまくら
- アイマスク
- 耳栓
- スリッパ
- 非常用給水袋
- 緊急用呼子笛(IDカード付き)
- レジャーシート
- 軍手
- レインコート カイロ(×2)
- 布ガムテープ
- 三角巾
- 単3乾電池(×4)
- アルコール除菌ジェル
- 水のいらないシャンプー
- 非常用ローソク、マッチ
- マスク
- 救急セット(救急ばんそうこう(大)×4、(小)×2、カット綿×6、綿棒×10、ウェットティッシュ、テープ、ピルケース、ポーチ)
- 緊急時連絡シート
- 防災アドバイス
被災者の声を聞いたり、防災のプロのアドバイスによって選び抜かれたグッズなので、これだけ揃っていたらまずは安心ですね。
地震対策セットは、上記のグッズが揃った一番人気の地震対策30点避難セットのほか、家族2人セット、キッズセット、36点セット、お水セット、アルファ米(保存食用のお米)セット、非常用簡易トイレセットなどがあります。
避難セット以外で準備しておくといいものは?
他に準備しておくといいものは・・・
- 生理用品
- おむつ
- 液体ミルク
- 下着類
- タオル
- 靴下
- 靴
- ヘルメット
- 防寒具
- 重ね着のできる衣類
- 毛布
などを加えておきたいですね。
下着類やタオルは、100均のトラベル用だとコンパクトで、家族分を準備しておくといいですね。
災害が起こると、外で過ごす場合も出てくるので、寒い季節の時や、朝晩冷え込む時期では、防寒対策は必須になります。
コンパクトにまとまるダウンや、重ね着できる衣類、毛布が必要。
ガラスの破片で足をケガすることも考えて、靴は必要だし、頭上から何か落ちてくるのも怖いので、ヘルメットも欲しいところ。
ヘルメットは、折りたためるものがあって省スペースで保管して置けるので、持っておきたいですね。
・・・なんて考えていると、ものすごい量の荷物になりますし、コンパクトに収納なんでできないというデメリットがあります。
地震対策30点避難セットを一つ、その中にトラベル用の下着類やタオル、生理用品やおむつを入れておく。
その上、衣類や毛布、ヘルメット、靴は、すぐ持ち出せる場所に置いておくと安心じゃないかなと思います。
特に靴は、コンパクトに折りたためるトラベル用の靴を枕元に置いておくと、万が一の時にもサッと履けます。
とは言ったものの、地震対策30点避難セットは、買わなくても自分で詰めて準備しておいても、ぶっちゃけいいですよね。
個別に買うと高くなる場合も出てきますが、災害時だからこそ、普段から使い慣れているものが使えたら、それだけでもホッとできるんじゃないかなと感じます。
自分で個別に中身を準備する場合は、避難セットの中身を参考にして、家族の状況に応じて増減していけば、我が家の避難セットが出来ます。
注意したいのが、セットで買っても、個別で揃える場合でも、使用期限や耐久性は定期的に確認しておきたいですね。
身近にあるもので災害時に役立つものは?
阪神淡路大震災や東日本大震災での教訓から、普段使っている身近なものが、災害時に役立つものがあるので、覚えておくといいですね。
身近にるもので、災害時に役立つものは…
- 新聞紙
- ポリ袋
- ラップ
- 大きめのハンカチや風呂敷
- レインコート
新聞紙
骨折した時の添え木の代用
食器代わり(新聞紙の上にポリ袋やラップを組み合わせて使う)
防寒対策(体に巻く)
ポリ袋
怪我などで止血する時の手袋代わり
食材を混ぜ合わせて調理
大きめのポリ袋なら水を運んだり、雨具代わりとしても
トイレで水が流れない時にセット
段ボールやバケツと組み合わせて簡易トイレ
ラップ
食器にラップをして洗い物を出さないようにする
傷口を処置する「湿潤療法」として
大きめのハンカチや風呂敷
マスク代わり
包帯代わり
レインコート
防寒対策として
ホコリよけ
上記5つについては、あまりかさばらないので、避難セットや自分で準備した袋に入れておきたいものです。
水は普段から確保しておきたい
地震・震災対策についてまとめてきましたが、やはり一番需要なのは「水」ですね。
水道は断水したり、水道管が破裂したり、水が出ていたとしても濁っている場合もあります。
断水後、普及するまでにかなりの時間を要することもあったり、スーパーやコンビニでは、飲料水が品切れ状態になることも。
我が家で行っているのが、ペットボトルの飲料水を常備しておいて、定期的に使用期限をチェックするのは、面倒くさがりの私には不向きな方法なので、普段から飲料水として使うようにして、常時3箱あるように買い足して言っています。
このようにすると、万が一の時にもある程度水が無理なく確保できている状態になるので、いいなと思って続けています。
また、震災時に自宅近くの水道管が破裂してしまい、3日ほど濁った水が出ていた経験を持つ知人の話によると、役所に問い合わせて飲んでも問題は無いと言われたものの、色を見ると飲む気持ちにはなれないほどだったそうです。
近くのスーパーでは、在庫の飲料水はあったものの、赤ちゃんのいる家庭が優先的に販売していたので、買うことが出来なかったのですが、近くに住む親戚がウォーターサーバーを持っていたので、その水を分けてもらうことで、水を確保できたんだとか。
一旦我が家でも、ウォーターサーバーを使っていた時期があったのですが、頻繁に使うことが無かったので辞めていました。
しかし、知人の話を聞いて、ウォーターサーバーを災害対策として設置するのもありなんだと感じました。
ペットボトルのように定期的に買いに行かなくても、配達してもらえるので、重い荷物を運ぶ必要性もないので、かえって便利ですね。
まとめ
地震・災害対策として必要なものについてまとめてみました。
避難セットや自分で準備するなど、思い立った時に準備しておくと安心ですね。
特に水の確保は重要になります。
水が無いと生きていけませんので、ペットボトルの飲料水を常備しておくことや、ウォーターサーバーを設置するのもありかもしれないですね。
備えあれば憂いなしですが、災害が無いことを願います。