とある料理番組で「牛肉とわけぎの炒め物」を紹介されていて、簡単にできて美味しそうだし、明日の夕食に作ってみようって思ったのですが、一つ疑問がでてきました。
それが・・・
「わけぎ」と「ねぎ」って何が違うんだろう???
そういえば以前「ねぎ」を買うはずが「わけぎ」を買ってしまって献立を変更したことがありました…(笑)。
それに同じ風貌に見える「あさつき」もこの2つと違いってあるのかな…?
今回は、パッと見ただけでは区別がつきにくい「わけぎ」と「ねぎ」と「あさつき」について紹介していきます。
実はこんなに違いがある「わけぎ」「ねぎ」「あさつき」
スーパーに陳列しているのをパッと見分けるのが難しい「わけぎ」と「ねぎ」と「あさつき」。調べていくと様々な特徴がありました。
わけぎについて
ねぎについて
根深ねぎ
「白ネギ」「長ネギ」とも呼ばれる。ネギが日に当たらないよう土寄せで畝を高くして、白い部分が多くなるように育てる。独特のかおりがあり、生で食べると辛みがある。煮込んだり焼くと甘味が増し、とろりとして口当たりになる。深谷ねぎや下仁田ネギ加賀ねぎが代表的。

葉ねぎ
「青ネギ」「やっこねぎ」「小ねぎ」とも呼ばれる。緑の部分が長く、枝分かれしていて葉先まで食べられるネギ。なるべくネギ全体に日が当たるように栽培することで緑色の部分を多くする。九条ねぎや岩津ねぎが代表的。
万能ねぎ
葉の直径は5mm程度。ねぎよりも細い葉。ねぎの品種の「九条細」を密植して育てて若採りしたもの。「万能ねぎ」はブランド名で、福岡のJA筑前あさくらが商標登録していますので、ここが認めない限り「万能ねぎ」を名乗ることができない。
「ねぎ」と言えば東日本では「根深ねぎ」、西日本では「葉ねぎ」というイメージがありますが、最近では生産方法や物流の発展によって、これらの区別が薄れ、それぞれの好みに合わせて使うことが多くなりました。
あさつきについて
分葱(わけぎ)と分け葱(わけねぎ)は別物
文字を見ると同じものと思いがちですが、この二つは全くの別物です。「分け葱」とは、緑色の葉の部分が多く、いくつも枝分かれしている葱の総称のことをいいます。
以前まで、関東より北の地域では、わけぎやあさつきは手に入りづらかったようで、分け葱がわけぎやあさつきの代用品として出回ったことが影響しているようです。
「わけぎ」「ねぎ」「あさつき」の見分け方
まず一番に見るポイントは「根元」。球根から生えているわけぎは根元がプックリ膨らんでいて、ネギは膨らみが無くシュッとしています。しかしスーパーなどでは切り落とされている場合が多く、袋などに記載されているものを注意深く確認するのがいいですね(汗)。
あさつきは非常に細めで、ねぎと比べると緑色が薄めなことから比較的見分けやすいです。
わけぎとあさつきは、ねぎとは別のものですが、東日本では代用品として出回って定着している地域もあるようです。
葉ねぎの枝分かれの多い品種の「分けねぎ」を「わけぎ」としている地域もあり、そのわけぎの朝摘みを「あさつき」としているところも…。
東日本ではわけぎとあさつきは同じ感覚が多いかもしれないですね。西日本では、薬味に使う緑色のネギのことを「わけぎ」を指す傾向もあり、ごちゃごちゃ入り乱れている感じですね。
わけぎ、ねぎ、あさつきを買いに行くときには、注意深く表示を確認して購入するか、お店の人に尋ねるのがよさそうです。
まとめ
わけぎとあさつきが球根からできているとは驚きでした。それぞれに特徴がありますが、自分の好みに応じてチョイスして楽しみたいなと思いました。