いちごスプーンの意外な使い方!離乳食や介護食にも使えるの?

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底が平らで、ブツブツが刻まれたスプーン。昭和世代の方なら懐かしいと感じる方が多いのではないでしょうか?

いちごを食べる時、牛乳や練乳をかけてつぶしながら食べるのが美味しかったですね^^

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自分好みにいちごをつぶすことが出来るし、牛乳や練乳が少しピンク色に染まってほんのりいちご味になるのも美味☆

苺は半分つぶして食べる派で、妹は完全につぶす派、母はほんの少しつぶして苺の原型をとどめておく派でした(笑)。

しかし、あまり見かけなくなったので使われることが減ったと思っていましたが、現在でも生産量は少ないものの、いちごスプーンは製造されているそうです。

実は最近では、小さな子供のいる家庭や、高齢者の方たちが何かと便利だと見直されているようです。

今回は、いちごスプーンについてまとめてみました。

いちごスプーンの意外な使い方は?

元々いちごは酸味の強い品種が多く、砂糖や牛乳をかけて食べるのが一般的で、底に丸みのあるスプーンだと苺をつぶしにくいことから誕生したのが「いちごスプーン」だそうです。

苺がスルっと滑らないように底部分を平らにし、微妙に突起の位置をずらして楽につぶせるように考案された「いちごスプーン」。

今でも年間数百本を製造している、新潟県燕市にある小林工業さんの話によると・・・

現在、同社が生産するいちごスプーンは年間300~600本にとどまる。小林社長は「いちごの食べ方が変わったので、いちごスプーンの役割は終わろうとしています。しかし、現在も当社の製品がほしいというファンの方がいらっしゃるので、生産を続けています」と語った。もちろん、同社以外にもいちごスプーンの製造を続けるメーカーはあるが、生産量は最盛期に及ばないとみられる。

なお、小林社長によると、いちごスプーンは介護食や離乳食を食べるシーンで利用されるようになっているという。食品をしっかり固定し、つぶしやすい形状が支持されているのだとか。

出典:見かけなくなった「いちごスプーン」 メーカーが明かす現在の“意外な用途”

なるほど!
離乳食や介護食では、そのままの形だと食べにくいのでつぶして食べることが多いので、このいちごスプーンだと楽に使えますね。

じゃがいもや人参などの固形物をつぶす時に簡単だし、つぶしてそもまますくって食べさせることも出来るので便利に使えそう^^

それに離乳食用のグッズは便利でいいですがパーツが多かったり、ミキサーや裏ごし器を出して使うのも大変で、洗うのも面倒だったりしますが、いちごスプーンなら洗い物が減るという利点も。

また、離乳食レシピを紹介している本にも、いちごスプーンの使い方を紹介しているものがあって、ママ達からも注目されているとか。

また、苺のほか果物をつぶす時にも便利で、簡単自家製シャーベット作りや、凍らせた果物を少しつぶしてソーダで割っても美味しく頂けますね☆

小さな子供がいる家庭では何かと便利に使えそうです。

なぜいちごスプーンが使われなくなったのか?

では、なぜいちごスプーンが使われなくなったのか気になりますね。そこでこんな記事があったので紹介します。

何もつけなくても十分甘い

いちごスプーンの変遷を調べるにあたって、消費者がどのようにしていちごを食べているのか取材することにした。

とある地方都市で40年近く青果店を営む店主によると、かつては酸味が強く小粒のいちごが多く流通していたので、砂糖や練乳で甘くして食べるお客が多かったという。同店ではかつて、いちごと一緒に練乳を並べて販売していた。たまに練乳を切らすと、お客から「練乳はないの?」と聞かれることがあった。しかし、最近では練乳と一緒に買うお客が減ったので、いちごだけを店頭に並べている。「最近のいちごは大粒になって、甘さが増しました。何もつけなくても十分おいしいので、そのまま食べる方が多くなったのではないでしょうか」と店主は分析する。

いちごの品種改良はどのように進んだのだろうか。国内有数の生産量を誇る栃木県で新品種の開発などを行う「農業試験場いちご研究所」(栃木市)の担当者によると、今から30~40年前に広く流通していたいちごは、小粒で酸味が強かったという。しかし、品種改良が進んだ結果「食味がよいものが普及しました」(担当者)。現在流通している代表的なものには、大粒で甘い「とちおとめ」などが挙げられる。

出典:見かけなくなった「いちごスプーン」 メーカーが明かす現在の“意外な用途”

確かに、イチゴはそのまま食べても十分に甘いですね(;^_^A
品種改良の影響がスプーンにも出ていたんですね。

では練乳の売り上げにも影響しているのか気になるので、この記事の続きを見ていきますと…。

練乳を製造しているメーカーの見解はどうだろうか。1919年、缶入り練乳の販売を開始した森永乳業の広報担当者に話を聞いてみた。森永乳業は練乳市場のシェア約6割を誇る(同社推計)。広報担当者は「正確な調査をしたことはありませんが、当社ではいちごに練乳をかけるお客さまの数は減っていないと認識しています。数十年から現在までの出荷量の推移を示すデータは公開できませんが、ここ数年は横ばいです」と説明した。

出典:見かけなくなった「いちごスプーン」 メーカーが明かす現在の“意外な用途”

練乳はいちごをかけて食べるほか、カスタードやクッキーなどお菓子作りにも重宝するので、練乳の販売数には影響しなかったみたいですね。

また、練乳は購入してくるほか、自分でも簡単に作ることが出来るので使用用途は色々あると考えられますね。

まとめ

苺のほか、意外な使い方ができる「いちごスプーン」。

形状がイチゴっぽいところも愛らしいカトラリーなので、一つ持っていると便利に使えていいですね。

画像引用:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1901/19/news012.html