仲邑菫(なかむらすみれ)さんが、小学4年生になる、2019年4月1日付の10歳0か月で、最年少プロ棋士として日本棋院関西総本部の所属棋士になることで話題になっています。
これまでの記録は、藤沢里菜女流本因坊の11歳6カ月だったので、1歳6か月も更新したってスゴいですね。
今回は、10歳でプロ棋士になる仲邑菫(なかむらすみれ)さんのwiki風プロフィールや経歴、父親や母親はどんな方なのかについてまとめてみました。
仲邑菫(なかむらすみれ)最年少プロ棋士のwikiプロフィールや経歴
日本棋院は5日、小学4年生の仲邑菫さん(9歳)を新設制度の「英才特別採用」でプロ棋士にすると発表しました。4月1日付のプロ入りで、10歳0カ月での入段となり、史上最年少です。これまでの記録は藤沢里菜女流本因坊の11歳6カ月です。#囲碁 #史上最年少 pic.twitter.com/s4bKsnHe2X
— 毎日新聞・囲碁 (@mainichi_igo) January 5, 2019
生年月日:2009年3月
年齢:9歳(2019年1月現在)
小学校:大阪市立高見小学校
【動画】囲碁の日本棋院は、小学4年生の仲邑菫さん(9)をプロ棋士として採用すると発表しました。4月1日付のプロ入り時は10歳0カ月。史上最年少のプロ棋士が誕生します。(萩)オリジナル版は→https://t.co/j4YPelbAD9 pic.twitter.com/lKqcQQGePu
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) January 5, 2019
仲邑菫(なかむら すみれ)さんって、初見では読めないですね(;^_^A
3歳の頃から囲碁を始め、4歳で二段、5歳で四段、7歳で七段て天才すぎますね!
7歳になるころには、日本の囲碁教育では満足できないという理由で、一家で韓国・ソウルに渡り囲碁修行を始めたそうです。
仲邑菫(なかむらすみれ)最年少プロ棋士が通う小学校は?
日本の義務教育制度のため、小学校は大阪市立高見小学校に通っていて、日本と韓国を行き来する生活を送っているそうです。
韓国で囲碁の修行を続けていた仲邑菫さんは、2017年に現地で小学生低学年のチャンピオンになるほどの腕前です。
7歳で韓国で囲碁修行をしているので、言葉の問題は大丈夫なのかって勝手に心配してしまいましたが、仲邑菫さんのお母さんによると、すぐ韓国語を覚えて、両親の通訳も不要なほどだそうです。
子供はスポンジのように知識を吸収しますが、その速さはやはり天才ですね。
韓国では小学校の授業で囲碁学習があり、以後人口は日本の数十倍もあるんだとか。
そんな中で実績をあげるんですから、ほんと凄いしか言葉が出ないですね。
2018年12月に日本に帰国した仲邑菫(なかむら すみれ)さんは、張栩(ちょうう)名人と対局して、より互角に近い「黒番逆コミ」の手合で打ち引き分けに持ち込んだそうです。
囲碁のプロになるには?
アマ大会で最年少優勝記録を更新するなど、早くから注目されていた仲邑菫(なかむら すみれ)さん。
囲碁のプロになるには・・・
囲碁でプロ棋士になるには原則、日本棋院か関西棋院の院生になり、対局を勝ち抜いて一定の成績を収める必要がある。仲邑さんは平成29年4月から同年12月まで関西棋院の院生だった。日本棋院は今回、国際棋戦で互角に戦えるプロ養成のために新設した「英才特別採用推薦棋士」として仲邑さんを選んだ。
出典:THE SANKEI NEWS
小学生が張栩(ちょうう)名人と対局して、引き分けに持ち込んだ実績を評価してプロ採用を決めたとのこと。小さい頃からの英才教育が実を結んだんですね。
「小学生時代の井山裕太五冠より強いぐらい」と張栩(ちょうう)名人が話すくらいの実力の持ち主なので、将来が楽しみですね。
仲邑菫(なかむらすみれ)最年少プロ棋士の父親と母親は?
【New】囲碁の天才少女あらわる。仲邑菫さん、10歳で史上最年少のプロ棋士にhttps://t.co/XtePo5KRXY
— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) January 5, 2019
仲邑菫(なかむらすみれ)さんの父親は、プロ棋士の仲邑信也九段です。
昭和48年(1973年)4月10日生まれの45歳。
日本棋院関西総本部に所属
平成8年
第21期新人王戦準優勝
松原賞受賞
平成10年
第13期NEC俊英トーナメント優勝
平成18年
棋道賞勝率第1位賞 (33勝8敗 .805)
平成18年には通算400勝を達成。
平成19年
第20回世界選手権富士通杯日本代表
仲邑菫(なかむらすみれ)さんの母親・仲邑幸さんは、元囲碁インストラクターです。
女流アマの強豪で、囲碁教室を主宰されるなかで、生徒さんと一緒に仲邑菫さんに囲碁を教えていたそうです。
男性の有段者の囲碁指導と女性が教える囲碁は少し違うようで、このあたりの指導が仲邑菫(なかむらすみれ)さんの才能を開花させた要因かもしれないですね。
母親の仲邑幸さんの2歳年下の妹が、囲碁女流棋士の石井茜さん。幸さんと茜さんの父親は高校教師で、後に囲碁教室を開催するほどの囲碁愛好家と、両親だけでなく、叔母や祖父も囲碁とかかわっている囲碁ファミリーだったんですね。
まとめ
囲碁ファミリーの中で育った仲邑菫(なかむらすみれ)さん。
最年少プロ棋士になると発表した記者会見で、「中学生のうちにタイトルを取りたい」と初の中学生ホルダーへの意気込みを語るほど、囲碁に邁進されています。
これから世界で活躍に期待が膨らみますね。
☆追記
2019年1月6日(日)に、大阪の東大阪市役所で行われた「井山杯新春囲碁フェスティバル」で、仲邑菫(なかむらすみれ)さんと、井山裕太5冠の記念対局が行われ、引き分けで終了したそうです。
緊張した仲邑さんでしたが、井山5冠との対局は嬉しかったと記者会見で言っていました。
少し緊張の小4菫さん 「強い」と舌を巻いた井山5冠 囲碁・記念対局は引き分け https://t.co/KWjnWrQ8PJ
— 毎日新聞 (@mainichi) January 6, 2019